地図上のポイントを使用するにあたり、市区町村以降の番地を基準にポイント表示することは可能でしょうか。
○○市○○丁目○○番地
○○市5-3-4
等のデータが入っている場合です。
@yo.oy さん、ご質問ありがとうございます。
QuickSightの地理空間(Geospatial)型データは以下の地理的コンポーネントをサポートしています。
- country
- state
- county
- city
- Postcode
このうち最も小さな単位はCityで、日本の場合、QuickSightがサポートするのは市区町村までとなります。(以下ドキュメントを参照ください)
そのため、番地情報を地理空間の階層に組み込んで地図ポイントのビジュアルに直接的にプロットすることはできません。
代わりの方法として、QuickSightでは緯度・経度によるプロットもサポートしていますので、住所から緯度・経度に変換してデータセットに持っておくことで、市区町村以降のより細かな地点にプロットすることが可能です。
ちなみに、住所から緯度・経度情報に変換する方法として、AWSではAmazon Location Serviceの機能が活用できます。使い方は簡単で、例えば、AWS CLIを使い以下のように住所のテキストから緯度・経度情報を割り出すことが可能ですので、データセットに一括で緯度・経度情報を追加することもできます。
弊社の住所を変換した例(出力は「経度, 緯度」の順です):
aws location search-place-index-for-text --text "東京都品川区上大崎 3-1-1" --index-name explore.place.Here | jq -r '.Results[0].Place.Geometry.Point | @csv'
139.71589,35.63311
地図上のポイントにプロットした例:
※若干本来の建物の場所とはズレているのですが、これはLocation Serviceで利用する地図プロバイダの情報に依存しています。
ご検討いただけますと幸いです。
早速のご回答ありがとうございます。
標準機能では市区町村までの表示とのことで承知いたしました。
Amazon Location Serviceもご紹介ありがとうございます。
ご回答いただいた内容で解決いたしました。ありがとうございました。
ytakahrさんの返答で解決しているかと思いますのでSolutionとしてマークさせていただきますが、もし解決していないようでしたら、お知らせください。QuickSight Communityにご質問いただき、ありがとうございます。