ダッシュボードのユーザ全員への共有について

公開したダッシュボードの共有方法について、ユーザもしくは、グループを追加すれば可能ですが、登録されているユーザ全員に公開する方法はありますでしょうか?

ご質問ありがとうございます。
ご質問への認識の齟齬がなければ、以下の手順で可能でございますのでお試しいただけると幸いです。

@keien-nishikawa
ご回答いただきありがとうございます。
ダッシュボードについて、全員に公開できることを確認できました。
関連のご質問となりますが、あらかじめシステム管理者が作成したデータセットについて、編集はさせたくないが、作成者が分析を作成するために参照できるようにしたいのですが、このようなことは可能でしょうか?

上記格納用の共有フォルダ作成し、登録ユーザ全員に対して表示者権限を与えればできるかと思ったのですが、共有フォルダにはユーザかグループしか設定できないようでしたので、確認させていただきました。

ご質問ありがとうございます。
はい。データセットを参照のみで共有することは可能です。
以下の手順を参照ください。

[Permission] (許可) 列で、ユーザーまたはグループごとにロールを選択し、データセットに対するアクセス許可を付与します。
[Viewer] (閲覧者) を選択し、そのデータセットから分析や他のデータセットを作成することを、ユーザーに許可します。[Owner] (所有者) を選択すると、さらに、そのユーザーはデータセットの更新、編集、削除、再共有が行えます。

@ymatz
ご回答いただきありがとうございます。
ご教授頂いた方法だと、データセットに対し、ユーザもしくは、グループを閲覧者として許可する方法と認識しております。

やりたいのは、データセットを登録ユーザ全員に対し閲覧者として権限を付与したいのですが、できればユーザ全員分の追加や、ユーザ全員分のグループを作成して追加というのは、ユーザの増減による運用負荷軽減のため、ダッシュボードのように、明示的に追加することなく登録ユーザ全員に閲覧者権限を付与したいのですが、そのようなことは可能でしょうか?

@Mikio.A さん、ダッシュボードと異なり、現状ではデータセットをアカウント内の全ユーザーに対しストレートに共有するような機能はございません。

UpdateDataSetPermissions APIで、引数のPrincipalにQuickSightのデフォルトNamespace(ユーザーやグループが含まれる論理的なコンテナ)を指定することでアカウント内の全員に閲覧者権限を付与することも試してみましたが、データセットやデータソースの場合はユーザーまたはグループしかPrincipalに指定することができないようでエラーとなりました [1] [2]。このことからもストレートに一発で全員に共有することは難しいかと思います。

代替策としては、既存のユーザーについてはListUsers APIでユーザーのARNを特定しUpdateDataSetPermissionsでバルク登録(一度に最大64エントリーまで)、新規ユーザーについてはユーザー登録時に発生するCloudTrailのイベント(※)をトリガーにユーザーのARNを特定し、UpdateDataSetPermissionsを自動実行することが検討できます。これにより、ユーザー追加の度にデータセット権限を手動で更新することは回避できるかと思います。ご検討いただけますと幸いです。

※QuickSight管理のユーザーの場合はRegisterUser、IAMフェデレーションユーザーの場合はCreateUserイベントとなります。

参考:
[1] UpdateDataSetPermissions - Amazon QuickSight
[2] ResourcePermission - Amazon QuickSight