架空のデータを用いて表現するのですが、以下のような、クラスターコンボ棒グラフで示される時系列の売上データについて、例えば5月のグラフをクリックしたら、ナビゲーションアクションにて、別シートにあるテーブル形式のデータが、5月のデータのみフィルタリングするような設定にしたいのですが、可能でしょうか。同シート内のテーブルはフィルタリングできるかと思うのですが、別シートに遷移するとなると、どのようにパラメータなどを使えばよいかわからず、ご教示いただきたく存じます。
@gujiadian さん、QuickSight Communityにようこそ!ご質問ありがとうございます。
インタラクションのフィルターアクションは同一シート内ビジュアルにしか適用できませんが、代わりにURLアクションとパラメータを使うことでご希望の動作を実現可能です。
以下の手順で可能ですのでお試しいただけますでしょうか。
▼前提:
以下のようなビジュアルがあるとします。
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シート1:クラスター棒コンボグラフ
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シート2:テーブル
▼手順
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パラメータを3つ作成します
- MonthSelected(クラスター棒コンボグラフで選択した月)
- RangeStart(テーブルデータの表示範囲の開始日)
- RangeEnd(テーブルデータの表示範囲の終了日)
- MonthSelected(クラスター棒コンボグラフで選択した月)
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RangeStart および RangeEnd のコントロールをそれぞれ シート2 に追加します
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シート2 でテーブルの日付フィールドに対しフィルタを作成します
※以下のように日付フィールドに対し2つのフィルタをOR条件で作成します。1つ目は MonthSelected を基準にして「今月」を選択するフィルタ、2つ目は RangeStart を「開始日」および RangeEnd を「終了日」として期間を選択するフィルタです。
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ブラウザのURLバーから シート2 のURLをコピーします
例)https://ap-northeast-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/account/<アカウント名>/analyses/<分析ID>/sheets/<シートID>
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シート1 でクラスター棒コンボグラフに対し URLアクション を定義します
※URLは4.でコピーしたものをベースに、「#」以降を書き加えます。
※アカウント名、分析ID、シートIDは実際の値に置き換えてください。
※ <<日付>> はお持ちのデータセットの日付型フィールドの名前に合わせてください。URLランの右側のメニューボタンから追加することが可能です。https://ap-northeast-1.quicksight.aws.amazon.com/sn/account/<アカウント名>/analyses/<分析ID>/sheets/<シートID>#p.MonthSelected=<<日付>>&p.RangeStart=<<日付>>&p.RangeEnd=<<日付>>
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完成
以上でクラスター棒コンボグラフの任意の月を選択すると、それに対応するテーブルデータがシートを跨いでも選択できるようになりました。
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なお、RangeStart と RangeEnd のパラメータ、およびシート2上に配置したそれらのコントロールは、URLアクションで選択された範囲が読み手にわかるようする、また、URLアクション以外でも表示範囲を変更できるようにするために付けています。これが不要でしたら省略して MonthSelected だけにしても問題ございません。
▼参考
上記で利用しているURLでパラメータを指定する方法については以下に詳しい説明があります。
@gujiadian さん
ご質問いただき、ありがとうございます。その後いかがでしょうか?
もし @ytakahr さんの回答で解決しているようでしたら、返答の下にあるチェックボックスをクリックし、Solution の選択をお願いいたします!
ありがとうございます!シート2のURLをコピーしてURLアクションを選択すること、URLに操作を加えること、盲点でした。大変勉強になりました。